第7回:ペット臭と動物由来臭 ― タンパク質分解臭の制御
ペット臭の主な原因は、皮脂・唾液・尿に含まれる短鎖脂肪酸(酪酸・吉草酸)や含硫アミノ酸分解物です。これらが酸化・加水分解して発生する臭気は、通常の芳香剤では覆い隠せません。
特に犬・猫の被毛や寝具に染み込むと、湿度上昇時に再放出される「リバース臭」となります。
国立医薬品食品衛生研究所の報告によれば、ペット関連施設ではアンモニア・酢酸・イソ吉草酸の空気中濃度が一般家庭の3倍以上に達するケースもあるとのことです。
このような臭気には、**弱アルカリ性アミノ酸(L-アルギニン)と天然多糖類(フミン酸)**の併用が効果的です。アルギニンは臭気の酸性成分を中和し、フミン酸が残留たんぱく質を吸着・分解します。
化学薬剤を使わないため、ペットにも安全で、動物病院やトリミング施設でも導入が進んでいます。
