🔹第4回:タバコ臭の正体と消臭の科学 ― 揮発性タール・ニコチンの壁付着メカニズム

タバコ臭は、単なる「煙のにおい」ではありません。主な原因物質は**タール(粒子状物質)ガス状臭気(アセトアルデヒド、アンモニア、ピリジン類など)**の複合体です。
これらは壁紙や天井、カーテン、エアコン内部にまで付着し、室内の湿度や温度変化によって再び揮発することで「いつまでも臭う」状態をつくります。

国立環境研究所の報告によると、喫煙後の室内空気中には**200種類以上の揮発性有機化合物(VOC)**が検出されています。その中でも、アセトアルデヒドやホルムアルデヒドは人体への刺激性が強く、空気清浄機や芳香剤では分解が不十分なことが指摘されています。

効果的な対策としては、
1️⃣ 粒子状物質(タール)を界面活性剤で浮かせて除去すること、
2️⃣ ガス状臭気を酸化・還元反応で分解すること、
が必要です。

特に**L-アスコルビン酸(ビタミンC)フミン酸(腐植物質)**は、これらの臭気物質を還元・吸着する性質を持ち、自然由来で安全に分解除去が可能です。
実験では、フミン酸溶液処理後にタール臭成分が約80%以上低減する結果も確認されています(産業技術総合研究所・2022年)。

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