第9回:建物・壁・布に染みつく臭気 ― “吸着臭”を根から断つ技術

ホテルや介護施設で問題になるのが「建物臭」――いわゆる**吸着臭(セミパーマネント臭)**です。
これは壁紙・床材・カーテンなどの繊維内部にVOCが吸着し、長期的に再放出される現象です。
とくにタバコ臭や調理臭、カビ臭は建材内部にまで浸透し、通常の清掃では除去できません。

このようなケースには、酸化還元型の脱臭処理が有効です。
近年注目されているのが、**フムスエキス(腐植物質)**を主成分とした分解型脱臭。これは、分子内のカルボキシル基やフェノール基が臭気分子を化学的に結合・分解し、再発を防ぎます。
産業技術総合研究所の試験では、ホルムアルデヒド濃度を24時間で約90%減少させる効果が確認されています。


Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA