10. カビ取りのNG行動5つ!秋口こそ注意したい“逆効果”な掃除法

秋は「湿気が少なくなる季節」と思われがちですが、実は気温と湿度のバランスがカビにとって最も好都合な時期でもあります。夏のように蒸し暑くないために油断しやすく、知らぬ間にカビが再び広がっていることも。特に10月は、外気温が下がることで室内との温度差による結露が発生しやすく、これがカビ繁殖の引き金になります。そんな時期に間違った掃除をしてしまうと、かえって状況を悪化させることがあります。

まず、乾いた布での拭き取りはNGです。見た目は一時的にキレイになりますが、カビの胞子を空中に舞い上げ、再び壁や天井に付着させてしまいます。掃除を行う際は、必ず水や除菌スプレーで湿らせてからやさしく拭くことが基本です。

また、塩素系漂白剤の使い過ぎにも注意しましょう。秋は窓を閉め切る時間が増えるため、換気が不十分になりがちです。その状態で塩素を使うと、呼吸器への刺激や健康被害を起こすおそれがあります。カビを除去する際は、まず天然系や中性洗浄剤を試すのがおすすめです。

さらに、ブラシで強くこする行為は、表面を傷つけてしまい、そこに水分がたまり再発の原因になります。木製家具や壁紙の場合は特に要注意。柔らかい布やスポンジを使い、押し当てるように汚れを吸い取るのが安全です。

最後に忘れがちなのが乾燥処理。秋は気温が下がって乾燥しているように見えても、室内の結露や夜間の湿度上昇によって、カビが活動しやすい環境が続きます。掃除後は必ず除湿器や扇風機、暖房の風を利用して、しっかり乾燥させることが再発防止の決め手になります。

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